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Artist talk
Osamu Kanemura & Daisuke Morishita
@Galerie Omotesando

金村修(以下K) よろしくお願いします。 森下大輔(以下M) よろしくお願いします。 K   写真家の金村です。 M   森下です。 K   おめでとうございます。 M   ありがとうございます。 何から話しましょうかね。 K   そうねえ。君の生い立ち、聞いてもしょうがないから。「君」なんて言っちゃいけないね。「先生」の生い立ちなんかね、聞いてもしょうがありませんから。 森下さんはね、僕の生徒だったんです。東京総合(写真専門学校)の時の。二年生の時の。 僕、彼が一年生だった時の写真、見たことあんだけど、もっとフォルムと言うんですか、縦の線がすごく強烈な強い写真で、割と印象は覚えているというか、その後二年生になって、その時もまだね、うーん、何かの影響がすごく強くて、束縛されてるなという感じはあったんだけど、ただフォルムと言うのかな、その物の強さというのは印象的だったんだけど、ある日、神戸の写真を撮って、それがすごく雰囲気がある写真だったんですよね。で、東京総合写真専門学校と言うのはリー・フリードランダーとかそういった写真の影響下だから、もっとフォルマティックなんですよ。だから画面からエモーショナルなものはもういらないみたいな学校だったんだけど、そんな中で割と珍しく構図と言うかね、そういう形の作り方ははっきりしてんだけど、だけどちょっとどっか違うものが入り込んできていると言うのかな。だからそれがすごく新鮮でね。だから割と学生さんに人気があったんじゃないですかね。彼はその後卒業して研究科に行ったんだけれど、その後一年生の生徒が上がってきたとき、みんな森下さんの真似と言うのかな、みんなと言うのは言い過ぎだけど、半分ぐらい真似していましたね。何が好きかって言うとね、先生と森下君のですと言うからね。偉くなったなあと思って。早一年でねえ。ただ、まあ、あそこは、ガチガチのフォルマリストの学校だから、どっかそういうエモーショナルな部分を求めるような人も多かったんでしょうね。で、そのあと研究科行って、すぐコニカで賞取って。

TSUKA

6月8日から7月15日にかけてメルボルンの現代写真美術館で開催される日本の写真家を紹介する展覧会「塚」に出品します。キュレーションは写真家でもあるKristian Häggblom. “asterisk”シリーズに新作を加えて再構成した展示を構想中。またこれにあわせて一週間ほど現地に滞在する予定です。   I will join to the exhibition “TSUKA” which introduces Japanese contemporary photographers to be held at

スライドショー

下記のイベントに現在編集中の写真集から37点を出品します。そういえば自作がスライドショーとして投影されるのははじめてだ。当日が楽しみ。 === 写真を眺めるスライドショー #2 企画:川島剛、西尾薫 === 作家の写真の作品のスライドショーを行い、いろいろな写真を眺める機会をつくりたいと思っています。ひとりでじっくり見ても、お酒を飲みながらでも、自分の好きな曲をヘッドホンで聴きながらでも、隣の人の会話を聞きながらでも、友人やその場に居合わせた人と話し合いながらでも歓迎です。ゆっくりできるスペースを設けますので、気ままにお過ごしください。 日時:7月2日(土)11:00〜17:00 場所:東京藝術大学上野キャンパス 大学会館 2F 和室 参加作家:五十嵐翔平、池崎一世、榎本千賀子、榮山剛士、大槻英世、大橋愛、小野寺南、金川晋吾 、岸幸太、倉谷卓、黒田菜月、小山陽子、佐久間元、隅石有覧、角田勝之助、難波健太、西澤諭志、秦雅則、原田晋、百頭たけし、フジモリメグミ、眞島竜男、三熊將嗣、三橋宏章、南方幹、森下大輔、山岸剛、渡邉曜 <アクセス> http://www.geidai.ac.jp/access/ueno http://ca-mp.blogspot.jp/2016/06/30camp.html?m=1

近況

市ヶ谷に、カロタイプというスペースがあります。年明けからそこのスタッフとして動き始めました。もとは2008年に写真家の白岡順さんが開設したレンタル暗室/ギャラリースペースで、ラボとしての業務だけでなく、作品講評や暗室技法のワークショップを通じてひとつのうねりを起こした場所です。 新しいオーナーを迎え、これまでのレンタル暗室業務は継続しつつ、新しいワークショップやギャラリーの企画などを計画中です。 まだ改装の準備やらでバタバタしていますが、当面、定休日の木曜と日曜日以外はだいたい私がいます。みなさん遊びに来てください。 http://www.calotype.jp

映像 第一号

島尾伸三氏創刊、近藤耕人氏編集の評論誌「映像」の第一号に寄稿しました。 これまで大阪のポートギャラリーTより発行されていた「映像試論」を、トキ・アートスペースのトキさんがバトンタッチしてくださったそうです。見かけたら手にとってみてください。

飯沢耕太郎/現代日本写真アーカイブ

飯沢耕太郎/現代日本写真アーカイブ

飯沢耕太郎氏の新著「現代日本写真アーカイブ」に2011年の展示「名前のかたち」の展評が採録されています。 当時の作品が持っていたゴツゴツした手触りが、だんだんしなやかで輻輳的なものに変わってきているように思うこの頃。 森下大輔は1977年生まれ。2003年に東京綜合写真専門学校を卒業し、2005年からニコンサロン、コニカミノルタプラザなどでコンスタントに作品を発表してきた。だが初期の頃の、画面にパターン化された明快なフォルムの被写体を配置していく作品と比べると、今回の「名前のかたち」シリーズの印象は相当に変わってきている。 以前はブロイラー・スペースという名前で活動していたGallery RAVENの1階のスペースに11点、2階に12点展示された写真群は、白茶けたセピアがかった色調でプリントされており、その多くはピンぼけだったり、あまりにも断片的だったりして、何が写っているのか、何を写したいのかも判然としない。「名前のかたち」というタイトルにもかかわらず、それらは「名づけられたもの」を「名づけられないもの」あるいは「名づけようがないもの」へと転換し、再配置しようとする試みにも思える。 いくつかの写真には、彼自身のものらしい手の一部が写り込んでいる。だが、それがどこを、どのように指し示しているのかも曖昧模糊としている。それでも、逆に以前のきちんと整えられた画面構成にはなかった、写真によって世界を再構築しようという、止むに止まれぬ衝動が、より生々しく感じられるようになってきているのもたしかだ。今のところ、まだ中間報告的な段階に思えるが、この方向をさらに遠くまで推し進めていってもらいたいものだ。 2012/11/04 飯沢耕太郎 http://amzn.to/1JIOjTO