Daisuke Morishita
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20260418

機材はなんだって構わないなどとかっこいいことを口走ってみたいものではあるが、ファインダーの具合やレンズの描写に関してはその都度それなりに拘ってきており、それなりの遍歴がある。

当たり前のことだが、立ち位置を数センチ移動すればファインダーを通り視覚に届く光学情報はそれにつれて都度変化する。その差異を身体が受け止め、来るべき画像へとフィードバックする。そのような往還運動に身を浸しながらピントの位置を探り、フォルムを精査しながらシャッターを落とす。1カットで足早に立ち去ることもあれば、画になる可能性が多すぎて、距離や角度を微妙にズラしながら30カット以上粘ったりもする。物の孕む意味や性質を鑑み何を採用するかと思索することもあるが、シャッターをリリースする機運は多分に身体感覚に依っており、それはレンズの光軸と撮影者の体軸が綺麗に交わる瞬間にあるような気がしている。そのようにして写真のフレームに収まった諸物の佇まいは、撮影者の身体と被写体の共同性に満ちることになる。

ただし集中して撮影に臨む場合、PENTAX67のような一眼レフで撮り続けていると画に体重が乗りすぎて作品がどんどん息苦しくなってしまうので、定期的にレンジファインダーのFUJI GM670に切り替えて撮影を進めることにしている。レンジファインダーの精度の緩さ、曖昧さは作品の精査を適度に無効化するので、写真を撮り始めた頃のように「これを撮ったら何が起こるんだろう」というワクワク感をほんの少し思い出させてくれる。得てしてそのように撮られた実験的なカットが写真空間の可能性を押し広げたりもする。

だから私は光学ファインダー至上主義で、しかもなるべくクリアで余計な情報の表示されない「窓」が好ましい。長年使い続けているPENTAX67シリーズは一貫して露出情報などが一切表示されない非AEのペンタプリズムに全面マットのフォーカシングスクリーン、それにゴムのアイカップ。FUJI GM670も中央にあった長玉用の矩線が邪魔なので業者に依頼して消してもらい、目前の被写体に集中できるようにしている。とにかく撮影衝動を阻害しないことが重要で、ここのクオリティが低い機材だと急に萎えてしまうのだ。成功も失敗も撮らなければ始まらないのに。

デジカメは遊びで時々撮ったりすることもあるが、モニタを見ながらの撮影は流れ作業の現実消費行動のようで気持ちがなかなか盛り上がらない。黎明期のミラーレス機では下手なホラー映画かと見紛うファインダー画像にゲンナリし、すぐに外付けの光学ファインダーに移行したものだった。当面PENTAX67のファインダーには満足している。できれば中央の黒い丸も消したいが、蒸着されているので難しいだろう。レンジファインダーの理想はライカM3のビューファインダーだが、現状ブローニーが主戦場で35mmはまだサブである。時々試しているので、こちらもそのうち走り始めるのかも知れない。

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